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工法紹介

杭頭部関連 固定

拡頭リング工法

※当社は設計・製造・販売を行っています。

拡頭リング工法(SC杭用)  【GBRC性能証明 第06-22号】
    −鋼製拡頭部材を用いた現場無溶接杭頭接合工法−

                                          ☆第9回 国土技術開発賞受賞☆
                                          [(財)国土技術研究センター 受賞記事]
 
*本工法は、清水建設(株)・住友金属工業(株)によって開発された工法です。
   ジャパンパイルは、拡頭リング工法指定杭メーカーです。



《概 要》

拡頭リング工法は高耐力で高い変形性能を有する接合構造で、その性能は日本建築総合試験所の性能審査で認められました(GBRC 性能証明 第06-22号)。大地震下でも、基礎と高支持力杭の接合部の重大な損傷を防止し、構造物の継続使用を実現できる技術です。
また、拡頭リングは工業化製品で、その構造は図1に示すように、杭径よりも大きい外鋼管とその下端に一体化された水平ダイアフラムと呼ばれる円環状の鋼板で構成されています(外鋼管外形は杭径の1.5と、新たに追加された1.35倍の2タイプ)。定着鉄筋は外鋼管に工場溶接されます。現場で拡頭リングを杭頭にかぶせ、内部にコンクリートを充填することで杭と基礎を一体化する、現場での溶接が不要な施工能率の高い杭頭接合工法です。



       
写真1 拡頭リング              図1 拡頭リングの構造


《特 長》

1.高い接合部耐力
  杭頭接合部の先行破壊を防止する高耐力を確保できるので、接合部のための杭径UPを避けられます。

2.過密配筋の解消
  アンカー筋配置径は杭径よりも大きく(およそ1.5倍もしくは1.35倍)することができ、基礎の過密配筋を解消できます。その結果、杭頭定着筋の過密配筋による杭径UPが避けられ、杭材のコストが抑えられます。

3.現場溶接不要で施工能率アップ
  アンカー筋を現場でフレア溶接せず、拡頭リング自体も杭体に溶接やボルト接合しないので、杭頭接合に要する時間は従来の1/10以下に短縮されます。

4.確実な品質管理
  拡頭リングは工場で生産される工業化製品であり、より十分な品質を確保できます。

《適用範囲》

・高耐力を有するSC杭(外殻鋼管付きコンクリート杭)を対象とします。
・液状化地盤や、軟弱地盤に建つ中高層建物の杭基礎が最も効果的です。
・学校、、マンション、事務所など9件(362台)に採用[2010年3月現在、当社施工実績]




《使用材料》

項  目

適 用 範 囲

種類

 SC杭【外殻鋼管付き高強度コンクリートパイル】

外径

 1200mm以下

材質

 SKK400、SKK490、STK400、STK490、SS400、
 SM400A,B,C、SM490A,B,C、SN400A,B,C、SN490B,C

板厚

 4.5mm以上、25mm以下

外鋼管

外径

 1800mm以下

材質

 SKK400、SKK490、STK400、STK490、SS400、
 SM400A,B,C、SM490A,B,C、SM520B,C、
 SN400A,B,C、SN490B,C

板厚

 6mm以上、かつ径厚比D/tが80≦D/t≦180

ダイアフラム

材質

 SM400A,B,C、SM490A,B,C、SM520B,C、
 SN400A,B,C、SN490B,C

板厚

 12mm以上、50mm以下

杭外周突起

材質

 SM400A,B,C、SM490A,B,C、SM520B,C、SS400、
 SN400A,B,C、SN490B,C

板厚

 6mm以上、19mm以下

定着鉄筋

材質

 SD295A,B、SD345、SD390

呼び径

 D10〜D35

基礎と
充填コンクリート
Fc  21N/mm2以上、45N/mm2以下



《施工手順》 (建設会社による施工となります)

施工手順は写真2に示すように、拡頭リングを杭の上から被せ、杭とリングの隙間にコンクリートを充填します。
現場での溶接が不要であり、作業性の良い工法です。


@拡頭リングの吊り込み

A杭頭部への設置

 

B埋め戻し後の設置状況

C充填コンクリート・基礎配筋

写真2 施工状況 

 


【発表論文等】
・「高耐力既製杭に適した杭頭接合法」,土と基礎,2005.6

・「ダイアフラムを有する杭頭接合構造の開発
   (その1 上下ダイアフラムを持つ杭頭接合構造)」,
                                  日本建築学会大会学術講演梗概集,2005.9

・「ダイアフラムを有する杭頭接合構造の開発
    (その2 下部ダイアフラムを持つ杭頭接合部)」,
                                  日本建築学会大会学術講演梗概集,2005.9

・「ダイアフラムを有する杭頭接合構造の開発
    (その3 接合部の応力伝達と耐力機構)」,
                                  日本建築学会大会学術講演梗概集,2005.9

・「ダイアフラムを有する杭頭接合構造の開発
    (その4 杭頭接合部の応力伝達メカニズム)」,
                                  日本建築学会大会学術講演梗概集,2007.8

・「高耐力・靭性を有する杭頭接合法の開発
    (その1 杭頭固定度と適用範囲に関する解析的検討)」,
                                  第41回地盤工学研究発表会,2006.7

・「高耐力・靭性を有する杭頭接合法の開発
    (その2 新杭頭接合法の実験的考察)」,
                                  第41回地盤工学研究発表会,2006.7


                  
*拡頭リングのカタログはこちら →