2007.11.15

摩擦杭基礎の地震に対する安全性(基礎工1996)

金井重夫(ジオトップ)・小椋仁志(ジオトップ)・須見光二(ジオトップ)

■掲載誌:基礎工11月号, pp.69-73
■発行所:総合土木研究所
■発 行:1996/11

 兵庫県南部地震による上部構造物や基礎の被害については,状況調査にとどまらない詳細な分析と,原因を究明するための解析が各研究機関によって進められている。また,今回のような大地震による被害から,構造物を護るための具体的な対応策も検討されている。節杭を用いた建物については,地震直後からはじめた実態調査の結果,建物・基礎ともにほとんど無被害であることが確認1}され,いわゆる“支持杭"を用いた場合の被害状況との間に際だった差が見られる。本報文では,節杭を用いた建物・基礎の実態調査結果をもとに,節杭が地震に対して有効に機能できた理由について,いわゆる“摩擦杭"として機能した液状化地域を中心に考察する。