2019.11.01

支持層の不陸が大きい場合の杭の設計・施工時の対処方法(GeoKanto2019)

小椋仁志(ジャパンパイル)、小松吾郎(ジャパンパイル)、細田光美(ジャパンパイル)

■掲載誌:第16 回地盤工学会関東支部発表会 pp.237-238
■発行所:地盤工学会
■発行:2019/10

 2015 年におきた横浜のマンションが傾斜したとされる問題では、杭の先端が所定の支持層に到達していないのが原因の一つとされた。この問題を契機として、いわゆる「支持層未達問題」がクローズアップされたが、支持層の不陸が大きい地盤では、従来から建設後の建築物に不具合が発生しやすいといわれていた。本会が2014 年に刊行した「杭基礎のトラブルとその対策(第一回改訂版)」でも、支持層の不陸によるトラブル事例が数件掲載されている。
 本報では、既製杭・場所打ち杭の設計・製造・施工の専業者の立場から、支持層の不陸が大きい地盤でも支持杭の先端が確実に支持層に到達するための設計・施工時の対処方法について検討する。

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