2021.02.01

鋼管杭(中掘り杭工法)における補助工法の施工事例(基礎工2021)

南貴史、細田光美、冨永利博、村山篤史、山路耕寛、糸房寿志、山下啓明(一般社団法人鋼管杭・鋼矢板技術協会)

■掲載誌:基礎工2月号, pp.49-51「特集:基礎工における補助工法」
■発行所:総合土木研究所
■発 行:2021/2

1.はじめに
 鋼管杭の中掘り杭工法は、1970年代に開発されて以降、低振動・低騒音の代表的な工法として、全国的に広く普及している。この工法は、先端処理方法の違いによりセメントミルク噴出撹拌方式、最終打撃方式、コンクリート打設方式の3つに分類される。本報では、セメントミルク噴出攪拌方式で施工実績を豊富に有する表ー1の代表5工法(TAIP工法、TN工法、TBS工法、FB9工法、KING工法)の施工において、地中障害物等への対応のために補助工法を併用した事例を紹介する。