2021.02.01

鋼管矢板基礎における補助工法の施工事例(基礎工2021)

宮北啓伍、谷本静夫、細田光美、村山篤史(一般社団法人鋼管杭・鋼矢板技術協会)

■掲載誌:基礎工2月号, pp.58-60「特集:基礎工における補助工法」
■発行所:総合土木研究所
■発 行:2021/2

1.はじめに
 鋼管矢板基礎とは、鋼管にパイプ状の継手を取り付けた鋼管矢板を現場で円形・矩形・小判形状に閉合するように打設し、継手部にモルタルグラウトを行うとともに、頂版を築造することにより頭部を剛結した柱状体基礎である。
(中略)
鋼管矢板基礎の各施工工程(鋼管矢板の打設〜躯体の立上げ)において、現場ごとの条件に応じ、一般的な施工方法に加え補助的な工法の使用や工夫などが行われる場合があるが、本稿では特に鋼管矢板の打設に関する補助工法について取り上げる。