2024.07.26

EXPERIMENTAL STUDY ON PILE CAP CONNECTED TO SC PILE USING ANCHORING BARS(WCEE2024)

S. Koume(JAPAN PILE Corporation), S. Kishida(Shibaura Institute of Technology) & K. Ishikawa(JAPAN PILE Corporation)

■掲載誌:WCEE2024
■発 行:2024/6

 近年,杭1本が負担する水平力が従来よりも大きくなっていることから,曲げ耐力が大きいSteel Composite Concrete Pile(以下、SC杭と称す)を上杭に採用する設計が増加している。SC杭を杭頭部に使用することで,杭と基礎梁および柱との間の応力伝達を行うパイルキャップにもSC杭に見合った耐力が求められる。しかし,パイルキャップの構造性能については未解明な部分が多く,構造実験や解析が十分ではないのが現状である。
 本研究では、杭頭定着筋をパイルキャップに定着する方法において、軸力の有無やパイルキャップコンクリート強度などをパラメータとし,それらがパイルキャップの杭頭接合面耐力に与える影響について確認することを目的とした。SC杭をパイルキャップに埋め込んでいない実大スケールでの試験体について、正負交番水平加力実験を行った。試験体の寸法は、SC杭の直径が600mm,パイルキャップの寸法が幅1500mm,奥行き500mm,高さ1200mmとした。加力点高さは、パイルキャップ上面から2400mmの位置とした。なお,試験体は実際の施工とは異なり,杭が上,パイルキャップが下となるように載荷装置に設置した。
 実験結果からパイルキャップのコンクリート強度を大きくし、杭頭定着筋を太く、高強度にすると大きな杭頭接合面耐力が得られることを確認した。また、軸力が作用すると大きな杭頭接合面耐力が得られ,かつ、大きな回転角まで耐力低下が少ないことを確認した。さらに,杭頭接合面耐力の実験値と計算値を比較した。その結果、コンクリート圧縮強度とヤング係数を材料試験値の4~5倍にした断面解析結果は,実験結果と整合性があることを確認した。

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