2007.08.01

先端載荷試験方法(基礎工2002)

小椋仁志(ジオトップ)

■掲載誌:基礎工, 8月号, pp.15-18
■発行所:総合土木研究所
■発 行:2002/8

先端載荷試験方法は,杭の先端付近に取付けたジャッキによって静的な荷重を,先端抵抗力と押上げ抵抗力(主に周面抵抗力)とを互いに反力として加える方法である。20年以上前に米国で実用化され,わが国でも約10年前から行われてきた。このたび国内での実施例が50件を超えたことから,今回改正された杭の鉛直載荷試験基準の一つとして,新たに「杭の先端載荷試験方法(JGS1812-2002)」(以下,「基準」と呼ぶ)を制定した。本稿では,この基準についてその概要を紹介する。