2007.10.01

節杭の鉛直支持力(JSF1982)

山肩邦男(関西大学)・平尾幸太郎(武智工務所)・大杉富美一(武智工務所)

■掲載誌:第17回土質工学研究発表会, E-4 526, p2101-2104
■発行所:土質工学会
■発行:1982/06

 節杭の支持力機構に関する研究例は数少なく、国内に沿いては石堂に例を見るにすぎない。石堂によると、節部が互いに干渉し合うことの左い距離を隔ててカれば、節の下部にむいて杭の先端支持力的な抵抗を生じるため一般の杭よりもみかけの摩擦抵抗が大きくなり、節部の断面積と等しい断面を持つ杭よりも支持力が大きくなるとしている。本報においては、円形断面の節杭を対象として、節部外形と等しい直径の円筒パイルと見なし、現場で実施されてきた鉛直載荷試験資料のうち、特にひずみ測定を行なった41件を中心として、統計的な検討を加えた。このうち、杭先端部が砂質土の場合について支持力計算式を提示した。

Download