2007.10.01

節杭の節部形状の影響に関するモデル実験(JSF1992)

藪内貞男(ジオトップ)・平山英喜(ジオトップ)・山下啓明(ジオトップ)・染川常二(ジオトップ)

■掲載誌:第27回土質工学研究発表会(高知), p1502-1506
■発行所:土質工学会
■発行:1992/06

 節杭とは、杭軸に複数個の節部(突起部)を設けた杭である。節杭は、節部径と同じ杭径の円筒杭・杭軸周面が波状になっているコルゲート杭よりも大きな周面抵抗応力fmaxを発揮しうる。節杭の周面抵抗は、最大値までは節部下部が先端抵抗的な支持機構を発揮するので、節部の間隔・節部の形状・節の大きさ等に影響されると考えられる。今回は、その内の節部形状の影響について調べるため、節部下部の形状がフラットのものと傾斜しているものの2種類の節杭について、モデル実験を実施した。本報告は、その結果と考察について述べるものである。

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