2007.10.01

周辺に礫を充填した節杭の鉛直支持特性に関するモデル(その1:礫充填法の影響)(JSF1994)

藪内貞男(ジオトップ)・平山英喜(ジオトップ)・山下啓明(ジオトップ)・上紺屋好行(ジオトップ)

■掲載誌:第29回土質工学研究発表会(盛岡), E-4 551, p1475-1480
■発行所:土質工学会
■発行:1994/06

 複数の拡大部(節部)を有する節杭の基本的な鉛直支持機構を、モデル杭の砂中での実験によって検討してきた。その結果、節杭の周面抵抗は、(1)節部の支圧抵抗、(2)節部下方の高圧下での軸部摩擦抵抗、が主であることが確かめられた。(1)は、沈下とともに先端地盤を徐々に圧縮しながら増加する杭先端抵抗と類似のメカニズムであり、(2)における高圧力も(1)に起因するものであるので、沈下とともにねばり強く増加する。したがって、節杭の周面抵抗は、単純せん断による摩擦抵抗を基本的なメカニズムとする通常の杭の周面抵抗よりも大きく、かつねばり強さをもつ特長がある。
 このような周面抵抗の特長を生かし、かっ液状化対策にも効果を有する5,ように、低振動・低騒音で節杭を施工する方法として、ケーシング掘りを行って、杭の周辺に礫を連続的に充填するものが考えられる。このような施工法によると、杭の周辺に礫を連続的に充填した節杭(以下、礫充填節杭と呼ぶ)の周面抵抗は、礫充填法、磯部の径に影響されると考えられる。そこで、これらの影響について調べるため、モデル実験を行った。本稿では、礫充填法の影響に関する実験結果と考察について報告する。礫部の径の影響に関しては、(その2)で報告する。

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