2010.09.28

軸力を受けるト形部分架構におけるパイルキャップの耐震性能 その2(AIJ2010)

松本玄徳(首都大学東京大学院)・平林幸泰(長谷工コーポレーション)・林靜雄(東京工業大学)・石川一真(ジャパンパイル)・小椋仁志(ジャパンパイル)・岸田慎司(芝浦工業大学)

■掲載誌:日本建築学会大会学術講演梗概集(北陸),p445-446
■発行所:日本建築学会
■発行:2010/09


標準型では中央部にひずみが集中しており、載荷が進むにつれて中央部のひずみが大きく増加していく結果となった。大径杭型は全域にわたりひずみが生じており、載荷を通して全域にひずみが分布する結果となった。はかま筋のひずみ分布についてもベース筋と同様の結果となった。
はかま筋のひずみ分布がベース筋のひずみ分布と同様の傾向であり、標準型と大径杭型で異なることから、両試験体の有効断面は異なるものであると考えられる。
図‐6 に標準型,大径杭型のベース筋ゲージ貼り付け位置および最大耐力時の各ゲージのひずみ分布、はかま筋ゲージ貼り付け位置および最大耐力時の各ゲージのひずみ分布を示す。またそれぞれの試験体においてひずみゲージが降伏をしていた範囲を緑色の四角形で示した。

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