2007.10.01

遠心成形する高強度コンクリートの成形性や各種物性に及ぼす調合構成の影響(AIJ2005)

菅一雅(ジャパンパイル)・桝田佳寛(宇都宮大学)・小椋仁志(ジャパンパイル)

■掲載誌:日本建築学会大会学術講演梗概集,p543-544
■発行所:日本建築学会
■発行:2005/9

 一般的な高強度PCパイルは、エトリンガイド系高強度混和材とナフタリン系高性能減水剤の組合せで製造されている。ところが、最近の既製杭工法の高支持力化に伴い、100N/m?以上の高強度PCパイルが要求されるようになり、シリカヒュームの使用やポリカルボン酸系高性能減水剤の使用が検討されるようになった。
しかし、各材料の組合せによるコンクリートの粘度特性や強度特性は違っており、遠心成形時のスラッジの発生や成形後の品質に影響を及ぼすことが考えられる。
そこで、各組合せによるセメントペーストの粘性に着目し、スラッジの発生量などの遠心成形時に及ぼす影響や硬化後の物性に及ぼす影響について検討を行った。

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