2008.09.25

常圧蒸気養生後の遠心成形高強度コンクリートの収縮特性に関する実験的研究(その1.実験概要,遠心成形性,乾燥収縮)(AIJ2008)

田中佑二郎(ジャパンパイル)・小島一浩(ジャパンパイル製造)・菅一雅(ジャパンパイル)

■掲載誌:日本建築学会大会学術講演梗概集(中国),p823-824
■発行所:日本建築学会
■発行:2008/09


既製杭工法の高支持力化に伴い,大径かつ高強度の既製コンクリート杭の製造が増加している。しかし,常圧蒸気養生後の出荷前存置期間中に杭材内面軸方向にひび割れが発生する例が多くなりつつある。特に,遠心成形では,粗骨材の外周部への分離や脱水作用の影響を受け,内面部はペースト量や単位水量も多い状態となる1)。そのため,内・外面部の乾燥収縮や自己収縮による影響について把握する必要がある。
本報告では,各種調合条件の遠心成形高強度コンクリートの成形性を確認するとともに,常圧蒸気養生後の乾燥収縮ひずみや質量変化の測定を行い,各調合条件の影響について検討を行った。

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