2007.08.01

S波速度構造同定のためのレーリー波探査システム(JSF1988)

田中敬三(東京工業大学)・時松孝次(東京工業大学)・桑山晋一(武智工務所)

■掲載紙:第24回土質工学研究発表会(東京),D-7 255,p701-702
■発行所:土質工学会
■発行:1988

 レーリー波を用いた物理探査手法は、地表面から簡便かつ迅速に地盤のS波速度構造を同定できる可能性を持っており、木造家屋の耐震診断、広域的な地震被害予測等に有効であると考えられる。ところが、従来のレーリ一波探査では、(1)起振源にランダム波を用いているために、SN比が悪く、現場で分散曲線を求められない。(2)センサーと起振源の距離が近いために、レーリ一波を観測できない可能性がある等の問題点が指摘できる。そこで本研究では、これらの点を改良した、S波速度構造同定のためのレーリ一波探査システムを開発し、その有効性を検討した。

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