2007.11.15

遠心力成形PC部材に関する実験的研究 その6 せん断破壊型柱部材の実験(AIJ1992)

坂口清隆(鴻池組)・西村泰志(大工大)・松谷輝夫(鴻池組)・石田潤一郎(鴻池組)・佃 安弘(鴻池組)・川原忠夫(日本コンクリート)・細川義孝(ジオトップ)

■掲載誌:日本建築学会大会学術講演梗概集 (北陸),21411,p995-p996
■発行所:日本建築学会
■発行:1992/08

表1、図1に供試体を示す。断面は30×30cmの正方形で、,円形(直径150mm)の中空部を有する。中空部分の全断面に対する割合(中空率)は19.6%である。また、主筋は14-D16で、せん断補強筋には高強度異形PC鋼棒によるスパイラル筋を用いている。これらは全供試体に共通である。実験変数はせん断スパン比、軸力比、せん断補強筋量、中空部充填モルタルの有無とその強度である。コンクリート強度はFc600で、使用材料の試験結果を表2に示す。載荷は建研式加力装置により、一定軸圧縮力を作用させた状態で正負交番繰り返し載荷とし、水平変位を部材長で除した部材角により制御しており、各サイクルとも2回づつの繰り返しとしている。

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