2007.10.01

節グイを用いた群グイ実験(鉛直支持力)(JSF1979)

細川義隆(武智工務所)・平尾幸太郎(武智工務所)・大杉富美一(武智工務所)・大村重俊(武智工務所)

■掲載誌:第14回土質工学研究発表会, E-4 233, p929-931
■発行所:土質工学会
■発行:1979/06

群グイの鉛直支持力に関する実験としては、従来数多く実施されてきた。これらの実験の一部は文献に整理されているが、群ぐい効率(η=群ぐいの支持力/単ぐいの支持力×くい本数)に関する結果の概要は、以下のごとくである。すなわち、砂質土地盤中に打設された群ぐいでは、くい径の2〜3倍の間隔の場合最大効率を示しηは1.3〜2.0となること(Press・Cambefort・Kedzi・Vesic・園田)、粘性土地盤中に打設または押し込まれた群ぐいでは、ηは一般に1.0より小さいこと(Whitaker・Sowers・地震時くい委員会)、また砂質土地盤中に埋込まれた群ぐい(くい径40cm、長さ7.0mの2本ぐい)の場合ηは1.0より小さかったこと、一(Press)などである。ただし、いずれも円形断面直ぐいに関するものである。今回砂質地盤中に埋込んだ鉄筋コンクリート節付きぐい(円形断面)の群ぐいの載荷試験を実施する機会を得たので、報告する次第である。

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