2025.05.30

基礎建設DX(BIM・ICT)を利活用した既製コンクリート杭工事の取り組み事例(基礎工2025)

永沼信人(ジャパンパイル)、細田光美(ジャパンパイル)

■掲載誌:基礎工5月号,pp.32-35「特集:杭施工における最近の管理技術」
■発行所:総合土木研究所
■発 行:2025/5

1.はじめに
 著者らの所属会社であるジャパンパイル(株)の杭工事において、BIM(Building Information Modeling)の導入は2010 年からであり、ICT(Information and Communication Technology)の導入は2018年からであった。これらを利活用することによって、基礎建設におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、試行錯誤を繰り返しながらも、より向上させるために継続して取り組んでいる。本稿では既製コンクリート杭工事における近年の取り組み事例について紹介する。なお、ここで取り上げた事例は、鋼管杭を含めて、広く既製杭工事全般としても適用が可能な内容が多いことを付け加えておく。