2007.04.20

鋼管杭で支持されたパイルキャップの耐力実験(AIJ2005)

小林恒一(ジャパンパイル)・田中佑二郎(ジャパンパイル)・林静雄(東工大)

■掲載誌:日本建築学会大会学術講演梗概集, 構造C-I p325-326
■発行所:日本建築学会
■発行:2005/09


最近の既製杭を用いた埋込み工法は、杭先端地盤の拡大掘削に伴う先端支持力の増大、節杭を用いた杭周摩擦力の増大、杭材の高強度化などにより、高支持力工法として開発されている。
このような杭の高支持力化に伴い、柱から杭に伝達される荷重も増大する傾向にあり、杭頭接合部から杭頭への応力伝達機構( 軸力、せん断力、曲げモーメント)を明らかにすることが必要と考えられる。ここでは、鉛直荷重に対して、以下の2点に着目し、パイルキャップ実大模型実験を行ったので、その実験結果について報告する。なお、上杭は大きな水平耐力が期待できるSC杭や鋼管杭などを用いる場合が多いので、今回は鋼管杭を用いた実験とした。

(1)単杭で支持されるパイルキャップと杭頭接合部の押し込み耐力
 (2)2本杭で支持されるパイルキャップの曲げせん断耐力

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