2007.10.01

機械式根固め鋼管杭の先端支持力(AIJ1998)

元木卓也(川崎製鉄)・脇屋泰士(川崎製鉄)・沖 健(川崎製鉄)・森本宣弘(川鉄テクノコンストラクション)・沼田博昭(ノザキ建工)・山本陽一(ジオトップ)

■掲載誌:日本建築学会大会学術講演梗概集(九州),20342,p683-684
■発行所:日本建築学会
■発行:1998/09

 中掘拡大根固め工法における根固めの球根の築造にはセメントミルクを高圧で噴射する方法と機械的に拡翼する特殊ビットを用い、低圧でセメントミルクを吐出しながら混合撹拌を行う方法が実用化1)されている。これらの工法ではいずれも根固め球根築造後に杭体内にセメントミルクを充填し、杭の閉塞性を高めており、杭の先端部は杭材とセメントミルクとの合成構造となっている。したがって、杭先端伝達軸力を求めるためには、その合成特性を適切に評価する必要がある。本論では根固め鋼管杭の先端支持力を評価する方法について検討するとともに、機械式ビットを用いて施工を行った9ケースの載荷試験結果について報告を行うものである。

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