全周回転式オールケーシング工法
工法概要
オールケーシング工法には、主に「全周回転式」と「揺動式」の2種類があります。いずれも掘削孔の全長にわたってケーシングチューブを圧入し、その内部をハンマーグラブで掘削・排土する工法です。
1950年代の国内導入以来、数多くの実績を積み上げており、土木工事においては最も採用されている工法です。
近年では、ケーシングを360度回転させて貫入する「全周回転式」が主流となっています。建築工事においては、安定液だけでは孔壁の保持が困難な地盤や、軟岩の掘削、
既存地下躯体の撤去が必要な現場などで広く採用されています。
施工法
《概要》
オールケーシング工法は、掘削孔の全長をケーシングで孔壁を保護しながらその内部の土砂をハンマーグラブで掘削・排土した後、鉄筋かごを建込み、コンクリートを打設します。 打設したコンクリートの打ち上がりに伴い、ケーシングを順次引き抜いて杭を築造します。
《施工順序》
《コンクリートの許容応力度》
| コンクリートの種類 | 普通コンクリート・高強度コンクリート | ||
|---|---|---|---|
| 長期 | 圧縮 | せん断 | 付着 |
| Fc/4.5又は6のうち何れか小さい数値 | Fc/45又は 3/4{0.49+Fc/100} のうち何れか小さい数値 |
Fc/15又は 3/4{1.35+Fc/25} のうち何れか小さい数値 |
|
| 短期 | 長期の2倍 | 長期の1.5倍 | 長期の1.5倍 |
《施工機械-ケーシング径対応表》
| 施工 機械 |
対応ケーシング径 | |||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| φ1000 | φ1200 | φ1300 | φ1500 | φ1600 | φ1800 | φ2000 | φ2300 | φ2500 | φ2800 | φ3000 | φ3200 | |
| RT-150 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||
| RT-200 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
| RT-260 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
| RT-300 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||
| RT-320 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
支持層の確認方法
ハンマーグラブより排出した土を目視にて、土質柱状図や土質試験のサンプルと比較します。
支持力算定式
平成13年国土交通省告示第1113号第5第一号、日本建築学会「建築基礎構造設計指針」、特定行政庁で定められた計算式を参照します。
