衝撃載荷試験(HITTOP)
概要
杭頭を打撃することによって杭体に波動現象が生じます。その時杭頭に発生するひずみと加速度から一次元波動理論に基づいて支持力の健全性を確認する試験方法です。反力装置を必要とせず、短時間で載荷可能なため、1日に複数本の試験が可能です。
衝撃載荷試験の全景
加速度計(左)とひずみゲージ(中央)
試験状況一例
*カタログ・認定書のダウンロードはこちら
衝撃載荷試験(HITTOP) | カタログ(1,685KB) |
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試験の特長
- 計測器・解析ソフトは自社開発しています。
- 載荷試験が短時間で出来ます。
- 反力装置が必要ありません。
- 狭小な場所でも試験が可能です。
- 装置の準備が簡便で、一日につき複数個所の試験が可能です。
- 試験費用が安くて済みます。
- 杭種・工法を問わず試験が可能です。
- 地盤工学会基準「杭の鉛直載荷試験方法・同解説」で基準化されています。
使用機材
測定器
使用重機:トラッククレーン(25ton吊クラス)
ハンマー重量:確認支持力の1/100~1/50程度
測定機器:測定器本体、ひずみゲージ、加速度計
試験結果(クリックで結果が別ウィンドウで表示されます)
特長を活かした実績例
反力装置を必要としないため、河川や海上においても杭の支持力が確認できます。
海上で実施された衝撃載荷試験
河川で実施された衝撃載荷試験
傾斜地に打設された杭の支持力を測定 した例です。